ふぃるむのお話し

こんにちは。

今日はビニールハウスのフィルムについてお話しします。

下の2枚の写真違い解りますか?

2010_05_03 satoimo 001.jpg

2010_05_03 satoimo 002.jpg

上の写真の方がボヤッとしているのが分かるでしょうか?

このフィルムはただボヤッとしているだけではございません。

フィルムの中に沢山の気泡のようなものが入っていて、

その泡が光を散乱させているんです。

どのような効果があるかと言いますと、

普通のフィルムでは炎天下に直線的な強い日差しが入ってくるのですが、

2010_05_03 satoimo 004.jpg

このような状況では作物も人間同様汗だくです。

そこで光を散乱させることで、いろんな方向から優しい光を作物にあてるというわけです。

2010_05_03 satoimo 003.jpg

快適ですね。

つまり、日差しの強い夏は光を柔らかくし、

日照の少ない冬は光を効率的に作物にあててくれるんです。

ただし、お値段はそれなりに上がりますが・・・。

モアークでは実験的に3棟ほどで試験中です。

今日は少しマニアックな話しでしたね・・。では~。

 

 

Read More

515

みなさんこんにちは。天気がよく筑波山の新緑がまぶしいです。

 

今日は5月15日。5.15事件があった日ですね。

「話せば分かる」という犬養首相の言葉が有名です。

 

2010年の5月15日でニュースとなっているのは

口蹄疫病が大きな問題になっていますね。

モアークでは現在畜産を行っていませんが、同じ第一次産業、農業に携わっているという事もあり、

とても他人ごとではありません。

相手が自然では敵いません。人の手を加えようとすればするほど、解決の道から外れてしまいます。

厳しい自然、現実と向き合う。農業の宿命です。

 農業には人間の力が及ばないところが多々あります。

影響を受けると生活に跳ね返ってくるわけですから、とても深刻です。

消費者の方には少しでもせめてこのような機会に理解していただければと思います。 

Read More

収穫間近!

皆さんこんにちは。

会社周辺の木々もだんだん葉の緑が濃くなり、

新緑の季節到来を実感しています。5月に入ってからは天候も

安定し、農作物だけでなく人間にとっても過ごしやすくなりましたね。

 

今日は収穫間近の野菜を紹介しましょう。

blog0513 002.jpg
 

そら豆です。

御覧のように莢が上を向いています。このように空に向かって莢が

伸びるため「そら豆」と言うんですね。しかし、この段階ではまだ収穫しません。

更に時間が経つと中の豆が大きくなり、莢が垂れ下がってきます。

そして莢が十分に膨らみ、豆の形がはっきりと分かるようになってきたら

ようやく収穫です。

 

このまま良い天気が続けば、うちのそら豆はあと一週間もしないうちに

収穫できるようになるでしょう。待ち遠しいですね~。

ではでは。

 

Read More

素人農業者の素朴な疑問

皆さんこんにちは。大橋です。

決算で大忙しの経理部屋から、素人農業者の素朴な疑問、第2回目。張り切ってまいりましょう!

 
今回のお題はこちら。

 
 
ohashi100326 004.jpg 
 
さて、これは一体なんでしょう?

 
わからないことは人に聞くのが一番。というわけで、今回も先生にご登場願いました。

ベビーリーフのチームリーダー健太郎さんです(なぜ苗字で呼ばないのか、はこちらをご覧下さい)。

 
大橋: 健太郎さん、畑の中にポツンとぶら下がるこの容器、これは一体何ですか?

 
健太郎: これは「フェロモントラップ」といいます。蛾などの虫を捕獲する道具です。

 
大: ああ、なるほど、虫取りですか。

 

健: はい。名前は大袈裟な感じがしますが、仕組みはとても簡単です。近くで見るとこんな

   感じです。

 
100510DSCN3813.jpg 

 

 

100510DSCN3819.jpg

 

健: ちょっと見えづらいですが、檻のようなものの中にフェロモン剤が仕掛けてあって

   これに引き寄せられた蛾が下の穴に落ちる仕掛けになっています。

 

大: 確かにそれほど複雑な作りではありませんね。ゴキブリホイホイみたいなイメージでしょうか。

 

健: 近いかもしれません(笑)。このトラップは夜盗(ヨトウ)蛾の成虫を捕まえるためのものです。

   実は、食害を起こすのは幼虫の方なんですが、オスの成虫だけをおびき寄せて捕まえるん

   です。そうすることでメスが交尾をできなくなり、幼虫の発生を少なくするんです。
 

大: へぇそうなんですか。実際に食害を起こす幼虫ではなく、成虫を捕まえることで

   元を絶つわけですね。農の知恵ですね。

   ところで、畑の実情を知らない者からすると、虫の害というのはなかなか実感が湧かない

   のですが、虫の影響というのは大きいのでしょうか。

 

健: 大きいも何も…。夜盗の幼虫に食べ尽くされてせっかくの作業がパアになるなんてことは

   ざらにあります。虫には虫の言い分があるのでしょうが、虫に食べつくされた畑をみると

   とても切ない気持ちになります。

 
大: うーん、やはり虫対策というのは超重要ということですね。

   その超重要な虫害対策ですが、フェロモントラップ以外に虫対策というのはあるのでしょうか。

 

健: いろいろありますよ。例えば太陽熱消毒を行ったり、天敵を放したり、キク科の植物を植えたり

   と防除したい虫の種類や季節などによって対策はいろいろです。まあ、自然相手なので

   100%とはいきませんが…。

   虫害を防ぐこと「だけ」を考えたら、おそらく一番簡単で確実なのは農薬を使ってしまうこと

   だと思います。さらに言えば、農薬で防除できるのは虫だけではないんですね。

   病気や雑草も農薬を使えば比較的簡単に防除できるわけです。

   しかーし、農薬には非常に非常に問題が多い!

   語りだすと長くなるのでここでは言いませんが、命をつなぐ食べ物を生産する者として、

   農薬を使うわけにはいかないんです。   

 
大: なるほど、一口に農薬を使わないといっても、いろいろな思いや苦労があるのですね。

   健太郎さん、ありがとうございました。

 
 
 農薬については本当にさまざまな問題があって、もっともっと皆さんにも紹介したいのですが、

 さすがにブログで扱うには問題の幅が大きすぎますので、これに関しては公式ページの方で

 随時取り扱っていきたいと考えています。ご期待ください。

 
 
さて、次回のお題は……。これいってみよう!
 

ohashi100326 012.jpg 
 
 次回は5/29(土)です。相変わらず先だなぁ

Read More

タンポポ・蒲公英

 こんにちは。 今日は前回のブログの日とうって変わって、とても良い天気です。良い天気過ぎて、暑すぎるぐらいです。畑を歩いて、ブログのネタを探していると、タンポポの大群に出会いました。去年はこんなには、咲いてなかったような・・・・・・まあいいか。

 とりあえず写真を

 

2010_05_03 lion 002.jpg しばらくそこに佇んでいると、このまま種が飛んで増えると、草刈が大変になるんじゃないの?とささやく、心配という名の心の声が、聞こえてきたのに、すぐに、そんなに気にしなくてもいいんじゃないんですか、とつぶやくのん気という、もう一つの声がやってきて、心配をあっという間に、打ち消していきました。そこで、金曜日は雨が降るらしいので、そのまえに子孫を、増やす手伝いをさせていただきました。

 それっ・・・・・

 

2010_05_03 lion 004.jpg うっ、またピンボケ写真に・・・

 テントウムシにも笑われているような気がしました。 おしまい。

2010_05_03 lion006.jpg

Read More