こんにちは。
前回からブログに参加している大橋です。今日のつくばは見事な快晴でございました。こういう日は
外作業の人達がうらやましいですね。
前回お話ししたとおり、今回から「素人農業者の素朴な疑問」を回答とセットでお送りします。
農園にいながら素人の視点を持っている僕の強み(?)を活かして読者の皆様に農園の日常を
お伝えしていきたいと思います(詳しくはコチラをご覧下さい)
これは前回の最後に掲載した写真ですが、さて一体この作業風景は何をしているところなのか。
当然素人の僕にはわからないので、露地野菜栽培のリーダー角田さんに聞いてみました。
大橋: 角田さん、これは何をしているところなんですか?
角田さん: これは「土」を振るいにかけているところです。
大: 何のためにそんなことをしているんでしょう?
角: 苗を植えるための準備作業をしているんです。
セルトレーと呼ばれる小さなポットの集合体に土を入れていきます。
土がダマにならないように振るいにかけているんです。下の写真がセルトレーです。
大: なるほど。
角: セルトレーに土を詰めた後、一つ一つのポットに種をまいていきます。
発芽した後、苗がある程度の大きさになったら「定植」といって苗を畑に植え替えます。
これは双葉が出てきたところですね。
大: なるほど。
ところで、素人の素朴な疑問なんですが、そもそも何で苗を作るんですか?
畑にじかに種を撒けば定植の手間がかからない気がするのですが。
角: 発芽してすぐは病気や虫にやられやすいので、温室などの作物達が育ち易い環境である程度
まで大きく育てて、抵抗力がついてから畑に移すんです。
この方が結局は手間がかからないんです。昔の人の知恵ですね。
「苗半作」と言って苗の出来次第で作物の質や収穫の量が大きく変わってくるんですよ。
大: なるほど。小さいうちは気を使って大事に大事に育てるんですね。その方が結局手間が
かからないんですか。勉強になります。
ちなみにこれは何の苗ですか?
角: これはケールの苗です。「ベジの素」の原料用に栽培しているものですね。
大: 「ベジの素」はうちの新商品ですね。
18種類もの最高ランクの有機野菜が手軽に食べられるスグレモノ。
我々モアークの自信作です。ぜひお試しください(さらりと宣伝)。
ところで、苗作りというのは必ずやるものなのですか?
角: 大抵は苗を作りますが、全ての作物に対して苗作りをするのかというと、
そうではありません。
発芽率が高いものや病虫害に強いものは直に撒くこともありますよ。
大: よくわかりました。どうもありがとうございました。
まだまだ聞きたいことはあったのですが、さすがに長くなってきたので今日はこれくらいにしますね。
さてさて、次回のお題はこちらです。
これ何だと思います?
次回は5月9日(これまた大分先だな)