Dietary fiber

どうも、沓澤です。

暖かくなったと思ったらこの寒さ。
テレコネクション、AOの影響によるものとも言われていますが位置的に影響を受けやすい日本、今年の気候は特に要注意です。
テレコネクションについては気象庁のサイトで説明されています↓
http://www.data.kishou.go.jp/climate/cpdinfo/climate_change/2005/1.7.2.html

さて私のテーマに戻って今回は食物繊維について。

平成12年より国が推進している21世紀における国民健康づくり運動(健康日本21)の中で野菜については以下のように目標値を設定されています。

<各論 栄養・食生活より抜粋>

カリウム、食物繊維、抗酸化ビタミンなどの摂取は、循環器疾患やがんの予防に効果的に働くと考えられているが、特定の成分を強化した食品に依存するのではなく、基本的には通常の食事として摂取することが望ましい。これらの摂取量と食品摂取量との関連を分析すると、野菜の摂取が寄与する割合が高く、平成9年で成人の野菜の1日あたりの平均摂取量は292 gであるが、前述の栄養素の適量摂取には、野菜350~400gの摂取が必要と推定されることから、平均350 g以上を目標とする。

<抜粋終わり>

野菜から摂取する主な栄養素はビタミン類、ミネラルがありますが忘れてはならないのが食物繊維です。

過去には無益とされていた成分ですが、近年様々な生理作用や機能性が明らかにされ見直されています。
その働きの一部を紹介すると不溶性食物繊維は腸を刺激して蠕動運動を促進し、腸内環境を整えることで摂取した食品が必要以上に体内に滞留することを防ぎます。
水溶性食物繊維は栄養の吸収をコントロールします。炭水化物が糖に変化し急激に吸収されることを抑制することで、余分に吸収して脂肪として蓄えられることを防ぎます。またコレステロールの吸収も抑制し対外へ排出しやすくします。

このような働きにより生活習慣病の予防や改善に役立つとされています。

ヒトは1日おおよそ2リットル(固形物にして600g)を摂取し120g前後を排出すると言われています。
体内に摂取した食物の栄養はその多くが腸管内で吸収されるため、腸内環境が整っていないと栄養素の吸収を阻害したり有害物質を何時までも体内に留めてしまいます。

このような働きをする食物繊維ですが動物性食品からの摂取する量は僅かで、主な摂取源は野菜や果物です。

食品標準成分表のなかでも動物性食品は供給源の寄与率が低いため算出されていません。

最初に挙げた健康日本21の目標値ですが、19年の中間評価報告では残念ながら目標値の350gには達せず目標設定時の平均摂取量292gを下回ってしまいました。

みなさんは野菜の摂取量は足りていますか?
春になりこれから種類も豊富に野菜が採れる季節になりますので、目標値を意識して質のよい野菜を食べてみては如何でしょうか。

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