今日は曇り空、今週は涼しくも天気の悪い毎日でした。
出荷組のTさんによると、気象庁が「梅雨明け」発表をしたものの、まだ梅雨が明けきっていないような状態だということ。
・・・雨が降ったあとの森は、濃い緑の匂いが充満しています。
7月に入って、ガーデンファームのレモングラスは一気に勢いを増してきました。
そして生き物たちの活動も・・・
小さな小さな緑蛙がピョンピョンピョン。
セミの抜け殻が方々の葉の裏に止まっていて・・・いつこんなにたくさん土から出てきていたのかと目を見張るほどです。
そしてまっ逆さまになって、葉にぶら下がっているカマキリを見つけて、
何をしているのかと思ったら・・・脱皮の最中。皮が脱げた部分の肌の色といったら、
どの葉っぱにも負けない綺麗な綺麗な緑色!
冬から春へ、春から夏へ・・・たくさんの命が息づいています。
その空間の中で、「おっと危ない」とミミズやカエルを避けながら作業していることの面白さといったらありません。
かつて、生活と農業が身近だった時には、「命の儚さと大切さ」を学ぶ機会が当たり前のようにあったのだと思います。
凶悪犯罪が多い今。自分と同じ年頃で罪を犯してしまった人をテレビで見ることが増えました。
そういう映像を見るたびに、自分はどうやって「命の大切さ」を次世代に伝えていこうか・・・と考え込んでしまいます。
「言葉」で言い聞かされるのではなく、自分自身の肌で感じ、心で感じることができたら・・・そういう機会を多く作らなくてはならないのだと思います。