こんにちは。
暦の上では秋を迎えましたね。まだまだ日差しは厳しいですが、
夕方は涼しくなってきたように思います。
残暑厳しい中、モアークではニンジンの播種を始めました。
ニンジンは、関東では主に年2回栽培できます。スーパーに行けば、または外食をすれば
いつでもどこでもニンジンには出会えますが、外国からの輸入物だったり、
国産でも、北海道から沖縄まで、南北に長い日本ならではですが、
栽培時期が異なるので、いつでも私達はニンジンに出会えるわけです。
スーパーなどで生産地をみて見れば分かりますね。
今の時期は東北のニンジンが出回っているはずです。
関東では、10月半ばくらいから翌年の3月くらいまで出荷が続きますが、
冬場に美味しいニンジンを収穫するには、今の時期から(早い人は7月半ばに蒔きます)
播種しないといけないんです。寒さが来る前に十分な大きさまで育てないといけないわけなんです。
つくば近郊では、おそくともお盆までには蒔く!というのが鉄則です。
で、モアークでも先週1回、今週1回と2回にわけてニンジンを播種しました。
今年の春蒔きのニンジンは、低温・日照不足で不作だったので、
冬のニンジンは豊作を期待しています。
年々「異常気象」なんていわれることが多くなり、「異常」が「正常」になってしまわないよう
願うばかりですが、農業をやる身としては、気候条件の厳しさを年々感じています。
日本で栽培される作物も段々変わって行くのか?だとしたら、農家も進化していかないと。
こんな風に考える毎日です。
↓
播種を終えたニンジン畑です。ビニールマルチが見えますが、これは地表の雑草の種子を
やっつける為に数週間マルチングをしていた証です。今は通路に敷いて、通路に生えてくる
雑草をすこしでも減らすようにしているんです。
では、冬場の美味しいニンジン期待してください。
また次回