こんにちは。
〇〇の秋なんて言いますが、皆さんどのような秋を過ごされていますでしょうか。
農作業をしていても快適な気温で非常に動きやすい今日この頃です。
さて、いきなりですが野菜の価格が高騰しています。
スーパーを見てみても、白菜やキャベツの価格が高いなー、と感じたり、
北海道産のなどの北国のニンジンなどの出荷が非常に少なかったり、
色々です。
やはり猛暑の影響が残っているんでしょうか。
モアークに関して言えば、まだ影響が残っています。
残暑が厳しく、秋・冬用の野菜苗の植え付けが二週間以上遅れたことや、
野菜の水やりに相当な時間を費やしたりしたので、例年よりも何倍も手間がかかっています。
さらにここに来て、例年だったら発生しない虫害の発生。
調べて見ると、残暑の影響で虫の発生が多いようです。
モアークの露地野菜では、主に、蛾の一種の幼虫と青虫が発生。
で、どうするかというと、慣行農業(農薬や化学肥料を使う農業)では、
農薬を散布するほか無いでしょう。実際、マスクをして薬剤をまいている姿を目にします。
モアークではどうするかというと、こうします。
はい、防虫ネットです。これでほとんどの虫の侵入を防ぐことが出来ます。
ただし、完璧ではありません。
で、次にどうするか。こうします。
はい。その防虫ネットをめくり、一株ごとに点検です。1株ごとというか、
葉一枚一枚見ていきます。そこで、虫を見つけては駆除していきます。
蛾の幼虫などは、苗の芯の部分を食い荒らすので、見逃すと致命傷になります。
こわいこわい。
この作業を、二度・三度と繰り返し行います。
いやあ、大変です。でも、安心・安全・美味しい有機野菜作りの為です。
苦労を厭う事はありませんが、農家の苦労話でした。
他の有機農家や慣行農家も程度の差こそあれ、苦労をしているはずです。
野菜を買う際に、「値段が高い!」と思うかもしれませんが、
その陰には、農家の苦労があることを少し理解していただければ有り難いです。
では、また次回。