お正月とおなます

モアーク敷地内には、水たまりがたくさんあります。

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冷え込む朝は、それが凍り、自然が芸術を作ってくれます。

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今年ももう暮れ、あと僅かとなりました。

大掃除やお正月の準備でお忙しいことと思います。

主婦の皆さん、おせち料理の用意はいかがでしょうか?

前回のブログで大根の葉っぱを使ったrecipeを書きました。

今回は大根の実を使ってみたいと思います。

大根の料理はいろいろありますが、これはおせち料理になくてはならない一品ではないでしょうか。

紅白でおめでたい、おなますです。

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 大根を千切りにします、最近は機会等で千切りにする人も増えていますが、やはり包丁を使って千切りにした方が料理に心が入る気がします。私は禅寺での修行時代、典座という料理をする役職を勤めておりました。「料理をする時の気持ちが、その料理を食べる修行者の心に影響を及ぼす」禅寺では重要な役割です。 

『喜心:老心:大心』料理をする上で重要な三つの心得を道元禅師様は典座教訓の中で述べています。

『喜心とは喜悦の心なり。』

  恋人に初めて自分の手料理を食べてもらう時のような喜び勇んで気持ちが喜心。嫌々作ったので  は美味しいはずがない。また心のこもった健康食を作ることによって食べる人の健康が保たれて  いるのだと思えば調理することが喜びになって当然のことである。

『老心とは父母の心なり。』

  母親が、子供の体調等をよく考えながら野菜を増やしたり、塩や砂糖を使いすぎないようにと、  心を配る気持ちが老心。

『大心とは其心を大山にし、其心を大海にする偏なく党なき心なり。』

  自分の好みやわがままで偏食したり食べ過ぎたりして食生活を乱すことないよう、嫌いなもので  もあえて料理するような気持ちが大心。また、偉いお客様の為の料理でも、一夜の宿を乞う旅の  ひとでも同じ気持ちで調理すること。そして、おもねりの心を持たないこと。そんなに舌におも  ねる必要はない。料理は、おいしければよいというものではない。

 

 そうですね。この三つの心得、食物を生産している我々にも大切なことだと思います。

 すみません。話がかなりそれました。

 え〜、大根を千切りにしたら、それを少量の塩でもみ、絞って水気をとります。好みによりますが、大根の1割分程の人参も同じようにします。玄米酢を軽く火にかけきび砂糖を加え冷ましてから、刻み昆布少々、大根と人参を一緒に和えます。蓮根も薄切りにして、それをさっと湯がき、少量を加えます。

 次の日には漬かっていますが、2、3日後はさらに味がなじみ美味しくいただけます。

おめでたいお正月。モアークの美味しい紅白でさらにお目出たくなりそうです。

それでは皆様、よい年をお迎えください。

合掌

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