今日は人参畑にご案内します。

  

こんにちは。あっという間に5月も半ばを迎えようとしています。

農家としては繁忙期です。世間ではゴールデンウィークを終え、

休みボケのような状態でしょうか。モアークでは特にゴールデンな休みは無く、

連休もなかったので、したがって休みボケもありません。たまにはボケたい!

 

まだまだ茨城の農業は完全復活とはいきませんが、それでも我々は少しでも

良い方向に向かうことを願い、野菜たちもそれに応えるように元気に育っています。

今週は、苗の植え付けで大忙しでした。

そんな中、畑を歩いてみて、今日はニンジンを撮って参りました。

 

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今の時期の人参は、冬場のまだ寒い時期に蒔かれたもので、マルチングをして、

上からビニールトンネルをかけて、暖かくして地温を上げた中で芽をだし、大きくなったものです。

収穫は6月くらいですから、4ヶ月以上かけて育つわけです。

 

2011ninnjinn3.jpg

なかなか大きくなってきましたよ。

そして、収穫するには、このマルチの穴ひとつひとつに生えている人参を「間引く」わけです。

一つの穴には最終的には1本の人参が育つようにします。

全部間引くんです。膨大な数ですね。何万本あるんでしょう?

で、なぜ間引くのか?ですが、一つの穴に数本の人参が生えていると、ひとつひとつが

大きく育たないんですね。あとは、数本がねじれるように絡み合って大きくなってしまうんです。

だから一つの穴に1本なんです。じゃあ、なんで最初から一つだけ種を蒔いて育てないんだ?

と思うかもしれませんが、人参は発芽率が悪いんです。もし発芽しなかったら

沢山のデッドスペースができてしまいますね。無駄が多くなってしまいますね。

農家がこういう手間をかけて育てて、人参がスーパーや飲食店にて提供されるわけです。

 

2011ninnjinn.jpg

今日間引いてみましたが、かなり大きくなってきましたよ。

収穫まであと少しです。

来週から間引き・間引き&間引きです。

ほねの折れる作業ですが、嫌いじゃないんです。こういうの。

 

では、皆さん美味しい人参ができるまでもう少しお待ちください。

ではまた次回。

 

 

 

 

 

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