素晴らしい牛飼いに出会いました。

先週長期休みを利用して北海道へ飛んできました。大学時代の友人夫婦が酪農を新規で始めたので、様子を伺いに・・・。

そこは瀬棚という小樽と函館の間に位置する場所・・・電車も通っていないので、観光客が足を踏み入れる土地ではありません。海のある丘の町。とても静かな所です。

こんな場所・・・立派なお家でしょう!  前に酪農を営んでいた人が残していった牛舎を改造したりして活用しています。牛舎の向こう側には海が広がり、天気のいい日には奥尻島がきれいに見えます。

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そしてこんな二人です。まだまだ若夫婦!

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二人の営む酪農は、草だけを飼料とする酪農。一般的な酪農では、トウモロコシなどの穀物などを使いますので、草だけでやっているところは、ほとんどないんじゃないかなぁと思います。

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それでも、「昔の人は草だけで育てていたはずだ~!」と、こだわって2年続けてきたここの牛達は、乳量は少ないものの、上質な牛乳を出し始めたとのこと・・・なんだか我がモアークに通づるような話しだなぁと一人感動してしまいました。

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何より彼らの生き方が素晴らしい。テレビを持たず、新聞も1ヶ月前のものをもらって読む程度。社会の情報に流されず、時間を大切にして・・・。「なるさん、必要な情報ってものは紙面から得るものじゃあないよ。ちゃんと感じることができるものなんだから。」と彼はいいました。

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野菜や魚は近所の人と物々交換。野草もたくさん! そして肉は豚を1頭1年かけて大切に育て、つぶし、1年かけて大切に2人で頂く。それが本来の「生きる」っていうことなんだなぁ身を持って感じました。 

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情報化社会に振り回され、本当の自分を忘れがちは日々・・・。 

「生きる」っていうことは本当はもっとシンプルなことで、もっとシンプルなほうが、いろいろ見えてくるものなのかもしれませんね・・・、瀬棚の二人を見ていて「生きる」っていことを再度見つめなおしたいなぁと心から感じた、とてもいい体験の日々でした。

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