土の中

こんにちは。ここ何日か暑い日が続きましたね。今日は夕方から雨が降り、暑さもだいぶ和らぎました。まだ梅雨は明けないようですし、これから数日は雨や曇の日が多そうですね。

さて、薬菜部門では今月は収穫に追われていましたが、6月も終わりを向かえ、ようやくほとんどの収穫を終えることができました。ジャガイモ、タマネギ、にんにくと3品種も大量の収穫が続きました。梅雨の期間と収穫適期が重なるのでなかなか大変でした。収穫予定の日に雨で収穫できなかったり、収穫途中で雨が降って来たり・・・。

で、ジャガイモ畑のBefore/Afterです。

Before↓

anndesureddo.jpg

で、Afterです↓

syuukakugo.jpg

綺麗さっぱりです。

これからすぐに秋の作付けの準備に入るので、この畑もまた新たに草堆肥をいれて、秋まで少し休ませます。このようにあらわになった土を見ていて思い出しました。

先日、会社の忠犬タローとハナの散歩をしている途中で、田圃道を歩いていると、あぜ道一帯の雑草が枯れている所を見つけました。除草剤を撒いたのでしょう。何気なく歩いてみると、そこの土がボロボロというか、サラサラというか(表現しづらいですが)、とにかく土の質に違和感を覚えました。気になって除草剤が撒かれたであろう他の場所も歩いてみましたが、やはり同じような感じなんです。

なんでこういう具合になるかと言うと、命の気配がないからなんですね。土が死んでいるわけです。雑草が生えない→土が水分を保持できない・日陰ができない→虫や微生物が棲まない=生命の循環がないと考えられるわけです。雑草も無駄じゃないんですね。雑草が生えれば、そこは地表の温度も下がり、ミミズやその他の虫もすみやすくなる訳です。水分も土に保持されますね。そうこうするうちに長い年月をかけ、草は自然に枯れ、小動物の死骸や、ミミズなどの糞が堆積し、地中の微生物がそれらを分解。有用な生物が増えて、土がどんどん肥えていく。それがまた植物の栄養になるという具合です。正確ではないかもしれませんが、こんな感じです。だから、疑問に思うわけです。土は命の源であり、全ての基本なのに、どうしてそこに除草剤をまくのか、と。この時期になると雑草が繁茂します。よく除草剤を撒く風景に出くわします。農薬なんかも同様ですよね。農薬をかけて綺麗に野菜を作り、除草剤を撒いて、おかげで畑には草がほとんどない。虫もすめない畑にするわけです。その土の中はほとんど死んでいるわけです。死んだ土からは美味しい野菜・本物の野菜なんてできませんよね。皆さん、綺麗な畑をみたらご用心です。まあ、あまりに雑草が生い茂ると今度は野菜が草に負けて駄目になってしまいます。ほどほどが良いんでしょう。すみません、ちょっと文字ばかりで息苦しくなってきましたね。

とにかく今日は、土はほんとに大事なんだ!ということを覚えて帰ってください(何処に?)。

今日はこの辺で。

ではまた次回。

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