手間を惜しんではいけません

みなさんこんにちは。月曜日担当伊藤です。

 

先週末に有機JASの講習会に参加してきました。

有機JASマークを見たこと事ありますか?モアークの野菜にはそれが貼付してあります。

有機農産物として生産及び小分けするにはこの講習会に参加して農業に2年以上従事しなければなりません。

資格が必要なのです。モアーク社員は全員資格を取得するようにしていますが、

私は農業以外の分野からきて日が浅いので講習会に参加しても資格取得にはもう少し時間が必要です。

 

有機表示を許されるには生産管理記録が必要です。法律で使用禁止された資材等を使わず栽培しましたという証明を第3者が見ても分かる状態にしておきます。トレーサビリティー機能を整備する事ですね。

そんなの他の業界では当たり前だぜと思われるかもしれませんが、この農業という産業では、頭の中に入っているから大丈夫、俺を信じろ、というのが少なくありません。

毎日記録するのは面倒なので有機認証を取得しないという生産者もいるらしいです。いいものを作っているのにも関わらず。

この認証制度も完璧ではないため意見もあるでしょうが、そのようなネガティブが考えで取得しないのは残念なことです。

 

ところで、トレーサビリティー機能といえば『植物工場』の記事を目にする事が多くなりました。

年初の各紙、各雑誌でも今年のキーワードで取り上げあれ、

このブログでも何回か書いていますが、今日の日経に気になる記事がありました。

農薬、化学肥料を使用しないのに無農薬表示(有機表示の事か??)ができないのはおかしい、と読み取れる内容です。

農薬、化学肥料を使用しない事だけが有機か?違います。

 

日本農林規格には有機農産物の生産の原則が4つ記されています。

1・自然循環機能の維持増進を図ること

2.化学的に合成された肥料及び農薬の使用をさけること

3.土壌の性質に由来する農地の生産力を発揮させること

4。農業生産に由来する環境への負荷をできる限り低減した栽培管理方法を採用する事

 

『植物工場』に自然循環機能がありますか?

政府は3年で3倍に増やす目標を揚げていますが、

生物多様性も今年のキーワードであり、もっと自然循環の観点から有機農業を見てほしいですね。

ito

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