先週の土日に横浜で行なわれた第38回日本有機農業研究会に参加しました。
この団体の一番の特徴は、「提携」にあります。
「提携」とは、消費者が援農したり、生産者が直接野菜を届けたり、といった
消費者と生産者が相互に理解しあうために、物の売り買いだけでなく
色々な活動を行なっていくことです。
この「提携」には他にもいくつか決まりごとのようなものがあるのですが、
一番大事なのが消費者と生産者の相互理解。これに尽きます。
この「提携」の消費者と生産者の濃いつながりを聞かされると、
最近のスーパーや直売所にみられるとりあえず生産者の顔写真だけ出しておけば、
なんとなく信頼感が得られるだろうというのが、あさはかだな~と改めて感じます。
昔は自然にあった人と人とのふれあいが、便利かつ効率優先な社会になって、
消えていき、消費者と生産者の相互理解も薄まっていった末に、
最近の食の問題があるのかなと感じました。
仲の良い人に、農薬だらけの野菜や添加物たっぷりの加工食品は売れないですよね。
モアークのことを理解してもらうには、やはり実際に私たちがどういう思いで、
どのようにものづくりを行なっているのか、直接肌で感じてもらうのが一番なので、
今後もっとそういった場を提供していかなきゃなと感じた今日この頃でした。