びんびん

 スズメバチが真っ直ぐコチラに飛んできます。コンニチハ、蜂に熊と勘違いざれている可能性がある黒川です。複眼の奥に潜む殺意をビンビン感じます。熊じゃないから、マレー熊でもないから、だからお願い、攻撃しないで下さい。

 今日はトマト作りの敵、『アブラ虫』について書きます。トマトを守るなめ、日々戦っている相手ですが、敵ながら彼女達はすごい能力を持っているので紹介します。

 クローン技術:オスと交尾することなくメス1匹だけで子を産む事が出来ます。さらに虫なのに「卵」ではなく、「幼虫」を産みます※1。自分と同じ遺伝子情報の分身だから基本的に子はメスだけです。

 超繁殖力:生まれた子は10日で孫を産めるようになります。条件さえよければ1匹が1ヶ月で1万匹にまで増えるそうです。この繁殖力の原動力の秘訣は「親のお腹にいる間に子はすでに孫を宿せる」ことです。人間で言うと、できちゃた婚の進化系、結婚前に孫までいる妊婦、ん?違うかな。

 産み分け技術1:秋になるとオスも産みます。で、交尾すると今度は卵を産み※2、冬は寒いんで卵のまま越します。卵から孵るのはメスです。だからオスは秋しかいません。

 つまり、春夏=メスだけ、秋=オスとメス、冬=卵です。すでにオスは越冬のための道具状態、・・・なんだか種は違えど同じオスとして悲しいね。  

 産み分け技術2:住み家が込んでくると親は翅が付いてる子を産みます。子はヨソに飛んで行き新たな家庭を築きます。

 文章が随分と長くなってきましたが、まだあるのです、書ききれないのです。だから、続きはまた次回に書こうかと思います。

 アブラ虫の写真を貼り付けようかと思いましたが、ややグロいのでやめて美しい花にしました、ズッキーニです。 

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 美味しそうですね。

 では、6/28頃までサヨウナラ。・・・つづく。

 次回予告「むしむし」。   俺の歴史に、また一ページ。

 ※1難しく言うと卵胎生単為生殖と言うそうです。

 ※2こちらは卵生有性生殖と言うそうです。有性生殖と言えば、高2の生物の時間に聴いたことが有るような、無いような言葉です。

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ざわざわ

論語「為政第二」

 子曰く「吾、十有五にして学に志す。三十にして立つ。四十にして惑はず。五十にして天命を知る。六十にして耳従ふ。七十にして心の欲する所に従えど、矩を踰えず」と。

 孔子は言います。「私は、十五の時に学問で身を立てようと決心した。三十の時に、(学問などの基礎ができて、)独り立ちができるようになった。四十の時に、狭い見方に捕らわれることなく、心の迷いがなくなった。五十の時に、天が自分自身に与えた使命を自覚した。六十の時に、何を聞いても素直に受け入れることができるようになった。七十の時に、自分がしたいと思う言動をしても、人の道を踏み外すことがなくなった。」と。

 ハーイ、コンニチハ。出だしから論語の書き下し文と和訳はやや重いですね、先月に而立(注1)をむかえた黒川です。で、何が言いたいのかと言うと、あの孔子でさえ30で独り立ち出来る様になってからも、40になるまでは狭い見方に捕らわれ心に迷いがあって、50で天命を知ってからも60になるまでは他人の意見を素直に聞けなかったんだなぁー、って思ったです。

 だから私みたいな30になりたての鼻垂らしが道に迷ったり、素直になれないのは、ある程度は仕方が無い事なんだなぁー、と思います。幸い天命はなんとなく見えている様な気がしないでもないので、それを頼りに生きて行きます。それにしても120まで生きても「自分がしたいと思う言動をしても、人の道を踏み外すことがなくなる」なんて境地までは行けそうにはないですがね。

 さてと、今から大型特殊の農耕車限定のけん引の免許の実技試験に行ってきます。昨日の練習ではコースを間違えたので、本番では迷わないように気を付けます。行く前から緊張します、ざわっ、ざわざわ。

 ここで書いて農業について書いていない事に気が付いたけども、もう時間一杯です。そして写真も無いけど・・・まっ、いいか。次回はもっと頑張ります。

 では、6/9頃までサヨウナラ。 

 (注1)上の漢詩から、15才を「志学(しがく)」、30才を「而立(じりつ)」、40才を「不惑(ふわく)」、50才を「知命(ちめい)」、60才を「耳順(じじゅん)」、70才を「従心(じゅうしん)」と表すようになった。

 

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ごろごろ

 コンニチハ、ゴールデンウィーク中もずっと仕事な黒川です。田植えが始まることで、「世の中はどうやら黄金週間という物に突入したようですね。」と思う、わたしにとっちゃG・Wなんてそんもんです。まぁー水が張られた田圃から吹いて来る風が柔らかくて心地よいですがね。

 冷えていた日本列島も4月下旬になってようやく春らしい陽気になり、モアークの周囲の木々も一斉に芽吹き始め、新緑が萌えています。

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 「冷えた日本」、「萌え」と来たら「COOL JAPAN」ってことで今回は農業をテーマにしたおすすめの漫画を2つ紹介します。

 その1は『もやしもん』。アニメ化もしてますんで御存知の方も多いと思います。某農業大を舞台にやや微生物視点で、世界と日本の農業・食料にまつわる問題や課題を軽妙に描いた漫画です。欄外や表紙の裏までまったく隙が無く、こだわりを感じます。

 その2は『百姓貴族』。あの『鋼の錬金術師』の作者が描く農業エッセーギャグ漫画、北海道のスケールの大きさと酪農家の細部がリアルに描かれています。農家と農業学校卒業者はより「むっふふ」となれる内容だと思います。

 どちらとも農業に興味や関心が無い人もある人にも楽しめますんで、連休中はどこにも行かずに家でごろごろする方や大渋滞に巻き込まれるのお覚悟で車移動する人の助手席に座る方、暇つぶしにどうぞ。

 また「日本農業の現状を知りたい」と肩に力が入っている方や「農業始めようかなぁー」とお考えの方にも満足してもらえる思います。「漫画なんて子供が読む物だ」と思っている人と一回騙されたと思って読んでみて下さい、今の漫画はすんごいですよー。

 では、5/19頃までサヨウナラ。

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おろおろ

 こんにちはくろくゎわです。おぉっ、こりゃーコゴミかなぁ?これをりょうりすれば、とぅでいのでぃなーが1品増えそうでしゅ。(小書き文字を多用、ヵとヶがあれば完璧でした)

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 写真を撮ったのは寮の近くなんですが、シダが芽を伸ばしてきたって事は4月に入ってやっと少しは暖かくなってきたのかな。( 左上に注目、見切れているのは我が娘の美しい足です。)

 それにしても3月は寒くて日照時間が短かった。咲き始めたばかりのトマトの花に影響が出ないか心配で、オイラは「サムサノハ オロオロアルキ」な状態でした。

 トマトの方は「寒サニモ マケズ クモリニモ マケズ」に根を地面にガッチリと伸ばしているようです。

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 これからオイラも トマトも「夏ノ暑サニモ マケヌ 丈夫ナ カラダヲ」作って収穫に備えます。

 では、29日ごろまでサヨウナラ。もっと真面目な記事が書ける「モノニ ワタシハ ナリタイ」。

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つぶつぶ

 コンニチハ、春分を過ぎて桜の開花のニュースがちらほら聞こえてくるようになりましたね。桜餅は長命寺(クレープ状の皮で餡を巻く)より道明寺(ツブツブ感のある餅で餡を包む)の方が好きな黒川です。つくばでも桜の蕾は膨らんできてはおりますが、まだまだ肌寒い日が多いです。

 寒いながらも今週からハウスでは夏に収穫する予定のトマトの植え付けを始めました。ハウスごとに少しずつ時期をずらして植えるので、全部のハウスを植え終わるのは5月上旬になりそうです。 

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  トマトはトンネルの中でもう少し暖かく待ちます。

 

≪お知らせ≫店長日記の担当がやや変わります。テーマは「より魅力あるHPのために」。

 あしたのためにその1:今までは曜日で担当が決まっていましたが、これからは順番制になります。2日に1度のペースで記事が更新されていく筈です。サボり・書き忘れは「ダメ。ゼッタイ。」、書くべし、書くべし、書くべし・・・。

 その2:新メンバーが数名加わることになりました、経理部屋からO橋さん・加工場からK沢さん・農場からS木さんが登場予定。今回の大型補強でより個性溢れる記事が増えないことがあろうか、いやないはずだ(反語を用いた強調文)。

 で、オイラの次回登場は4/9になるようです。では、その日が来るまでサヨウナラ。

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