こんにちは。昨日の夜は4度まで下がったみたいですね。いよいよ冬到来です。
さて、日曜日に「有機農業映画祭」なるものに行って参りました。
「いのち耕す人々」「食の未来」という農業関係の映画を2本みてきました。
「いのち耕す人々」は山形県高畠町で1970年代から続く有機農業に対する取り組みを描いたドキュメンタリー映画です。農薬の空中散布など様々な問題を乗り越えて、農家、行政、消費者が一体となって有機農業に取り組む姿が印象的でした。
「食の未来」は組み換え食物の問題を描いたアメリカのドキュメンタリー映画です。自分もGM作物の危険性は漠然と認識していたつもりでしたが、まだまだ、知識不足であったことを思い知らされました。
非常に印象的だった話を一つ。自家採取を続けてきたカナダの農家の圃場に、大手種会社のGM作物が何らかの原因で混入していました。農家はGM作物が混入している恐れがある種子を大量に処分したそうです。それだけでも大打撃ですが、さらに後日、大手種会社から種がそこに生えているという事実が特許侵害にあたるとして訴えられました。そして、なんと裁判の末、農家が敗訴になったのです。
まだGM作物の栽培は日本では認められていませんが、一部の研究所では栽培が行われています。また、日本はGM作物の世界1の輸入国でもあるそうです。カナダの農家のような話が日本でも近い将来起こるかもしれません。
ショッキングな内容でしたが、自分達の仕事の重要性を再認識できました。今後も多くの情報を収集しながら農業を通じて皆さんに伝えていきたいです。では~。