大変ご無沙汰しております。
気付けば今年もあと数日。
年々一年が早く感じます。
さてそんな年の瀬も押し迫った時期ですが、モアークでは新たな商品を作るべく試作をしております。
本日はジュースの試作。
来年も新しい加工品をご案内できるようがんばりたいと思います。
では皆様よいお年を。
沓澤
沓澤です。
前回の記事から気付けば3ヶ月近くたってしまいました。
夏真っ盛り。っというか立秋も盆もとうに過ぎ、残暑見舞い申し上げます。
いまさらですが夏野菜ネタを。
夏野菜、いろいろありますね。
トマト、きゅうり、なす、ゴーヤにオクラ、枝豆・・・・・などなど。
連日の猛暑で体力も減退気味ではないでしょうか?
スタミナをつけるのに鰻!!肉!!もよいですが、ビタミンやミネラルが十分に摂取できていないと体内での利用効率も悪く、食欲減退や胃もたれを起こしてしまいます。
枝豆はビタミンB1を多く含みます。ビタミンB1はご飯やパンなどの糖質をエネルギーに変えるために不可欠なビタミンですが、夏場は特にビタミンB1の消耗が激しくなるといわれていますのでしっかりと摂って夏バテ対策に。
オクラやモロヘイヤのネバネバに含まれる水溶性食物繊維や多糖類のムチンは水物を摂り過ぎて弱った胃粘膜を守ります。またどちらともβカロテンを多く含んでおり、紫外線を受けた肌に増加する活性酸素(酸化力の強い物質)を除去する働きもします。
トマトは抗酸化ビタミンであるβカロテン、ビタミンC、ビタミンEを多く含んでいます。そしてトマトといえばリコピン。リコピンの抗酸化力はβカロテンの2倍ともいわれ、また加熱による損失も少なく安定しているためトマトジュースやトマトソースでも摂ることができます。
きゅうりやレタス、冬瓜などの夏野菜は豊富な水分と共にカリウムを含み、水分不足を補うと共に、摂り過ぎたナトリウムを排出しむくみの解消、正常な細胞機能の維持に重要です。
今年の残暑の厳しい日が続きそうですが野菜をしっかりとって元気に乗り切りましょう。
沓澤です。
ここのところ暖かい日も増えてきて昼間は汗ばむくらいの日も。
そんな日は夕立が降ることもしばしば。
雨の匂い、ってありますよね。
雨が降り出した時にあたり一面に広がるあの空気。
次々と降りそそぐ雨に流されて消えてしまうあの匂い。
雨上がりに漂う匂い。
あの匂い、実は土の中の微生物が作り出す匂いなんです。
大地(geo)の匂い(smell)と名づけられたgeosmin(ゲオスミン、ジオスミン)という物質。
土壌中の細菌類が作り出す化合物です。
人はこの匂いにとても敏感です。
他の動物達はきっともっと敏感だと思いますが。
嗅覚の鈍ってしまった人間もこの匂いにはとても敏感です。
藍藻などもこの物質を作り水のカビ臭や泥臭の原因にもなります。
大地と共に生き、安全な食料と水を手にするために必要な感覚だったため敏感になったのでしょうか。
現代の日本では水は蛇口を捻れば流れますし、都市ではアスファルトとコンクリートに覆われた場所が多く、LEDの光と電子制御の工場内で土を知ることなく栽培された野菜も身近になってきました。
土や自然の循環から離れてしまうと人が本来持っていた感覚も鈍ってしまうように思います。
五感への刺激は神経、免疫、ホルモンの分泌など身体のバランスに直結します。
有機農業は安全で美味しい野菜を生産し、その野菜を食べてもらうことも大切ですが、味覚や栄養だけではなく、栽培する環境や、土、植物に触れることも大切な要素です。
どうも、沓澤です。
暖かくなったと思ったらこの寒さ。
テレコネクション、AOの影響によるものとも言われていますが位置的に影響を受けやすい日本、今年の気候は特に要注意です。
テレコネクションについては気象庁のサイトで説明されています↓
http://www.data.kishou.go.jp/climate/cpdinfo/climate_change/2005/1.7.2.html
さて私のテーマに戻って今回は食物繊維について。
平成12年より国が推進している21世紀における国民健康づくり運動(健康日本21)の中で野菜については以下のように目標値を設定されています。
<各論 栄養・食生活より抜粋>
カリウム、食物繊維、抗酸化ビタミンなどの摂取は、循環器疾患やがんの予防に効果的に働くと考えられているが、特定の成分を強化した食品に依存するのではなく、基本的には通常の食事として摂取することが望ましい。これらの摂取量と食品摂取量との関連を分析すると、野菜の摂取が寄与する割合が高く、平成9年で成人の野菜の1日あたりの平均摂取量は292 gであるが、前述の栄養素の適量摂取には、野菜350~400gの摂取が必要と推定されることから、平均350 g以上を目標とする。
<抜粋終わり>
野菜から摂取する主な栄養素はビタミン類、ミネラルがありますが忘れてはならないのが食物繊維です。
過去には無益とされていた成分ですが、近年様々な生理作用や機能性が明らかにされ見直されています。
その働きの一部を紹介すると不溶性食物繊維は腸を刺激して蠕動運動を促進し、腸内環境を整えることで摂取した食品が必要以上に体内に滞留することを防ぎます。
水溶性食物繊維は栄養の吸収をコントロールします。炭水化物が糖に変化し急激に吸収されることを抑制することで、余分に吸収して脂肪として蓄えられることを防ぎます。またコレステロールの吸収も抑制し対外へ排出しやすくします。
このような働きにより生活習慣病の予防や改善に役立つとされています。
ヒトは1日おおよそ2リットル(固形物にして600g)を摂取し120g前後を排出すると言われています。
体内に摂取した食物の栄養はその多くが腸管内で吸収されるため、腸内環境が整っていないと栄養素の吸収を阻害したり有害物質を何時までも体内に留めてしまいます。
このような働きをする食物繊維ですが動物性食品からの摂取する量は僅かで、主な摂取源は野菜や果物です。
食品標準成分表のなかでも動物性食品は供給源の寄与率が低いため算出されていません。
最初に挙げた健康日本21の目標値ですが、19年の中間評価報告では残念ながら目標値の350gには達せず目標設定時の平均摂取量292gを下回ってしまいました。
みなさんは野菜の摂取量は足りていますか?
春になりこれから種類も豊富に野菜が採れる季節になりますので、目標値を意識して質のよい野菜を食べてみては如何でしょうか。
-------------------------------------------
モアークの野菜と加工品はこちらからどうぞ
http://www.moarc.co.jp/
-------------------------------------------
はじめまして。
食品加工担当、栄養士の沓澤です。
どうぞよろしくお願いします。
私は農園で収穫された野菜を原料にした加工品の開発、製造をおこなっています。
このblogでは野菜の加工にまつわること、野菜の栄養素について、メディアで目にする成分などについて書いていきたいと思います。
さて第一回となる今回は野菜の加工品を作る上で最も重要な原料となる野菜について。
加工するということはその野菜の持っているものを如何に引き出すか、また、保存するかということが重要になります。
ですから野菜がよい物でなければよい加工品を作ることはできません。
野菜が持っているもの(美味しさ、栄養価など)以上のものを作ることはできません。
また加工する際、腐敗や食中毒の原因となる細菌は加熱やフィルターを通すことで殺菌したり除去することができます。
万が一原料に異物が混じっていた場合も金属探知機やスクリーンを通すことで除去できます。
しかし原料に混入してしまった薬品や化学物質を加工段階で除去することはとても困難です。
よい加工品を作るためには、安全で美味しく栄養価の高い野菜を原料にすることが最も重要になります。
さて、今日から新年度です。
エイプリルフールでもありますが日記の内容は嘘ではありませんので念のため。
ではまた次回。
—————————————————————————————————————————————
モアークの加工品はこちらからどうぞ
http://www.moarc.co.jp/SHOP/250326/t02/list.html
—————————————————————————————————————————————-